Do IT ノート

4tトラック乗ってるやつがいい感じにIT記事を捻り出してゆく

大型二種②実車[隘路・鋭角]

今日は朝イチで実車の2時限連続教習だ。

専ら隘路と鋭角をやるらしい。

 

追記:坂道発進もやった。1速で半クラあげてきてサイド解除するふつーのかんじ


隘路から。

線で区画された駐車領域みたいなところに対し垂直に進入し、90度まわってピタッと区画内に車体をおさめる課題。

 

まずは指導員のお手本を助手席から眺める。

運転席が隘路の幅2分の1に達したときにステアリングを全開まで切り始めると枠内へうまく収まるようだ(ステアリングの速度と進入速度によっても変化するが)。

 

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さっそくトライ。

うん、うまくおさまった。中型時代も楽につっこめたので特に書くことはない。

修正もらくちんだ。

 

 


続いて鋭角。

三角形のめちゃきつい鋭角コーナーを3回までの切り返しによって通過する課題だ。

こっちは二種特有の課題だ。サイズは違うが、普二〜大二共通である。

 

一応リサーチはしてきていたからだいたいの攻略方法はわかっていたが、

せっかくの教習なので、先入観なしに頭をまっさらにして指導員の運転を見ていた。

 

するとどうだろう、さっっぱりわからん。切り返ししてくぐり抜けるのはわかったけど…

コレどこまで下がっていいの?切り返しながら下がったほうがいいの?まっすぐ下がったほうがいいの?

指導員の教え+自分なりの解釈によると、こうだ。

 

 


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(右回りの場合)

1.まず左ギリギリによせ、復路内側の縁石の延長線と車両前輪が重なったとき(←ここらへん大事)、ハンドルを右へ全開切って前へ進む。

2.ミラーをみて、前輪が脱輪しない程度にけっこう前へ進める。このとき運転席は道路外に浮いている不思議な感じだ。

3.最後には鋭角右辺[縁石]に対して車体が垂直になるように車体を整える。このとき、前輪は切れ角をつけずまっすぐに。(据え切りしないように微速で頑張って整える)

 


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3.後輪と鋭角内側頂点の空き具合から(←ここ結構大事)、切り返すか、まっすぐ下がるか判断する(ここはカンと車両感覚だ)。

4.後退し(1回目の切り返し)、後輪が鋭角左辺[縁石]にさしかかって脱輪しない程度のところで停止。後輪の位置の判断は車両によって異なるが、今回教習に使用した三菱ふそうのバスではサイドミラーに映る路肩灯もどきと鋭角左辺の位置関係から推測した。(だいたい重なるくらいか、路肩灯が左辺[縁石]をいきすぎたくらい。)

 


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5.ステアリングを右へ全開切り進む。すると、左前輪が先に鋭角右辺[縁石]に当たりそうになるので、前輪の切れ角をゼロにして直前で停止。

6.まっすぐ後退(2回目の切り返し)。

 


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7.これなら後輪を通せるだろう、という感じのとこまでまっすぐ後退。ここまでくれば、鋭角左辺[縁石]に後輪があたるまで下がる必要はなくなってくる。

8.ステアリングを右へ全開切り、前へ進む。前輪が鋭角右辺[縁石]に当たりそうになったら、あとは前輪が鋭角右辺[縁石]にギリちょん当たらないくらいのスペースを作ってやる(←ここ大事)ため、まっすぐ後退する。これが3回目の切り返し。

9.ステアリングを右へ切り、後輪と前輪の縁石までのスペースに注意しながら通過する。

 


といった感じだ。切り返し判断、後輪を通せるか通せないかの判断には車体感覚も必要だが、概ねこのとおりにやっていれば大きな失敗はないはず?

 

朝イチで実車を2発して、今日は終わり。そのあと昼食をとってから夕食の時間まで暇だったので、車で10分ほどの位置にあるプールバーでビリヤードをしてきた。

特訓してくれたおじ様たちありがとうございました!また時間があったら撞きに行きたい。

 

明日は朝イチ学科3時限と実車が2時限だ。学科で眠くなったあとの運転は大丈夫だろうか

大型二種①入校〜実車

雨の降る高速を4時間ほど走り、車校に着いたのは昼前頃の時間だった。期待していた雪は残っていなかった笑

 

こじんまりとした建物内へ入ってみると、なかは教習生でごった返していた。

やはりこの時期は高校生やら学生やらで忙しいらしい。かなりの人口密度だった。

目が合った受付の女性に合宿で来たと告げる。

 

意外にも入校手続きは10分ほどで終わった。楽でよかった!

1時間後に控えた入校説明へ。

 

 

入校

僕の他には2名の合宿生がいた。どちらも男性で、どちらも中型二種。どうやらここは二種合宿生の集まりらしい。

2人に軽く挨拶して、入校説明。

主に校則(禁止行為等)や宿泊施設の利用に関する説明が主だった。

イカーはお預けかと思ったが、空いた時間には、学校側へ連絡を入れることで外出してもいいらしい!ちょっと遠出して写真でも撮ってこよう

 

学科1

教習ビデオをみる時間。内容は濃いものではなく、二種免許保有者として意識の高い運転をこころがけましょう〜といったような内容。

 

実車2時限連続教習

いよいよ待ちに待ったバスを運転!!!1

 

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↑メーカーとか車種わかんないけど、3種類ある大二教習車のうちのひとつ

 

指導員は陽気でおしゃべり好きなNさん。うちの大学のEXAさんによく似ているなぁ…。

 

まずは日常点検の方法やら、エンジンルーム(けつを開く)の中身やら見せてもらう。

そして、中扉の前へくると、パネルをあけた先にあるスイッチを操作!

すると中扉が…開いたのだ。開いてしまいました。

 

いよいよ乗り込んで車内、主に運転席周りのスイッチ類について説明を受けた。

が、スイッチが多すぎて訳わからない…とりあえず運転操作に必要なものだけ覚えた。

はやるきもちを抑えて説明にうんうん頷いていくが…エンジンを始動するとまずは助手席に座って運転を隣で見ることに。

(中略)

 

ついに運転席に座った!!!シートポジションはとても大切だ。ここにメモを残そう。

1.お腹とステアリングホイールの間に握りこぶしがぎりぎり入らないくらいにまでシートを前へつめる(僕の場合)。

2.シートリクライニングは90度の位置から1段階後ろへカチッと傾けたところ。

3.シートの高さは…よくわからない。クラッチふみこみやすい位置だ。

 

そしてエンジンの始動

1.ターンみたいなつまみを引っこ抜いてメインバッテリーのスイッチを入れる。(ACC的な状態)

2.キーをさしこみぐいっと回してやる!

3.唸る

 

サイドブレーキこけしを傾けて倒すみたいな感じ(伝わらない)のやつだ

解除のときはワイングラスを持つときのようにリングを手前に引いてこけしを戻す。

 

いよいよ発進。感触は中型トラックのときとさほど変わらないが、車体が大きい!

ワイドビューで見晴らしもいいが、普段僕たちの運転している自動車とはかけ離れた乗り物のようにも思えた。

 

課題としては、

2限をとおして、

・発着点

・S字

・路端停車

これらに挑戦。

 

前輪が運転席の後ろの方にあることで、車体が車道外側線・中央線からはみだしたり、

運転席が道路外で浮くような事態には正直戸惑ったが、

そのように運転しても後輪が狙ったところに入ってくれることを知ってからは、さほど違和感はなくなった!

S字は大きいミラーでタイヤを確認しやすい分らくちんだ。

 

しかし、小回り左折と、路端停車からの発進にはかなり神経を使った。

前者では内側後輪が脱輪しそうになるし(中型教習時代もそうだった…)、かといって大回り左折もよくやってしまう。

後者では、オーバーハング接触を気にするあまり、車体が前方へ出るスペースがなくなりがち…。

 

次回 実車(2限連続)(仮)

大型二種⓪車校探し

11月末、深視力検査で苦戦したものの、免許センターにて中型自動車第一種免許の交付を受けることができ、早速大型二種の車校探しを始めた。

 

試しに家から近場の車校へ電話をかけてみる。

「2月に大型二種で入所希望なのですが~」

と告げると、どこも「空いてませんね」やら「3月末……なら………」といった苦しい返事ばかりだった。

 

それなら!と予てから目をつけていた、遠方の車校(合宿)へ電話をかけてみた。

 

静岡県中東部に位置するA校、長野県のB校、兵庫県のC校。

いずれも有名校で、僕が狙い目としていたところで本命だ。

しかし結果は…………「空いてません」。

 

ええい!こうなれば!と

「3月中ではどうですか?」と尋ねてみると、いずれも厳しそうな顔をしていた(のがわかった)。

 

これは!!!まずい!!!

焦りを感じ始めた。いや、感じ始めるには遅かった。甘かった。おおあまちゃんだった。

 

中型をとるのにてこずり、「早く免許取らなきゃ車校の空きがなくなる!」と心配していたものだが、まさかその懸念が現実のものとなろうとは………。

 

有名校はもはや無理だと腹を括り、もはや手当り次第だった。いろんなサイトを通じて車校へ問い合わせをかけた。しかしほとんどがノーヒット。埋まっていた。時期も時期なのだが、自分の予想以上に空きは少ない……。

そんな中、ある合宿免許サイトから車校への電話をかけたときのことだ。

 

「もしもし、XXXXナビ(仮名)でございます」(なんて名前だったか覚えてないからエージェントと呼ぶことにする)

 

 

あれ、車校じゃないの?なんか車校とりまとめる感じの団体?(無知である)

急に現れた得体の知れぬ相手には正直動じたが、単純に思いを伝えることにした。

 

「大型二種で、教習所探しをしている。2月からあと、3月中に卒業したい。希望の教習所はXXXX」

すると、空きを確認して参ります、といい少し待たされたあとに、やはり空きがないとの返事だった。

 

だが、エージェントはそこからが違った。

「空きのある教習所を探しましょうか?」

 

なん………だと………?予想外の提案に僕は唖然とした。

 

「え、お願いします!」とお願いすると、

「では調べて参ります。連絡先の電話番号を…」

 

しかし、空きのある教習所なんて、いまさらあるかわからない。特に、大型二種の教習をしているところなんてのは限られている。だからあまり期待はしたくなかった。

新学期に入ってから、大学に通いながら家から近場の車校へも通おうとも考え始めていた。

 

十数分して電話がかかってきた。エージェントからだった。期待はしていなかった。

「大型二種の教習所、ということなんですが………」

 

だが…………。

 

「京都にあるXX自動車学校というところで空きがございまして…」

 

え!??あるの????

 

なんと頼もしいか!ちなみに見積もりもおkだった。

しかも、エージェントが入校申し込み手続きをしてくれるらしく、あとから自宅に書類が郵送されてきた。

 

こうして、2月半ばからの大型二種教習合宿(最短10日間)が決まったはいはいめでたしめでたし

中型一種⑥修了検定1と2

いよいよ修了検定だ。

 

Cコースが選ばれた。コースといってもこなす課題はほぼ同じだ。左回り右回りの違いでしかない。

こなすべき課題は

 

・発着点

・路端停車

・右隘路

坂道発進(サイド)

・S字クランク

・発着点

 

おおまかにこれらだ。1番の心配は……路端停車だろう。

 

自分の他には大型が3名、中型は2名、普通4~5名と二輪、けん引が1名ずつ。

けん引はなんと若めの女性だった。かっこいい。なぜだか勇気づけられた。

 

中型の検定車、僕の運転順位は2番目だった。受検者、検定員のほかに他の受検者が後部座席に同乗する。

 

(中略)

 

1番目の受検者の同乗を終え、運転席に乗り込む。

 

普通免許教習の時に比べれば、不慣れな中型といえど発着なんてどうってことないはずなのに、シートポジションを合わせるだけでも緊張する。

 

まず外周をぐるっとまわって路端停車へ。

普通車での運転になれているため、なかなかのスピードでつっこみそうになるが、ここはぐっとこらえて徐行で左へ寄せていく。

 

左をちらちら見ながらゆーっくりと寄せていく。しかしどれだけ近づいているのかはいまいちよくわからない。

 

左のサイドミラーで車体と縁石の間隔を見てみるが、車体が若干左を向いているために正確な距離はつかめない。

そうこうしているうちに指定のポールとバンパーがあった。

 

検定員からは特に何も言われないまま発進合図。

次の課題である右隘路へと向かう。左が右かで言われれば右の方が得意だし断然やりやすい。

これは教習中も安定感高めであったために頑張りの描写はカットしよう。

 

隘路を終え、外周をまわり坂道へ。

気にしなくてもいい乗り心地を心がけるあまり、坂道で止まる直前にエンストしそうになる。

登り坂でエアブレーキを使って停車するのはなかなか難しい。平坦路なら使いやすいくらいなのだが。

 

サイドブレーキを引き、1速に入れ、クラッチをゆっくり上げてくる……(あたふた周りを見回すだけ見回して、肝心の後方確認を忘れてしまったのは内緒だ笑)

 

車体が揺れ始め、HALF-CLUTCHの始まりを知らせる。あとはPARKING BRAKEを下ろすとともにCLUTCHとTHROTTLEをSEE-SAWのように操作していく。

力強いDIESEL ENGINEのTORQUEにも助けられ、坂を登り切った。頂上では2速に入れ、これまた強力なENGINE BRAKEで下っていく。これは問題なしだ。

 

続いてS字クランク………これも特になんなくこなすことができた。

 

クランクから道路上へ左折で戻っていく際、大回り気味だとの指摘をいつも受けていたので、小回り小回りを意識してまわった。

 

すると案の定、内側の後輪を縁石にあてそうに。というかこれはあたってしまっているのでは…………と急に不安になり始めた。

しかしあとは戻るだけなんだ、気を取り直し発着点。

 

発着点

クランクを出る際に内側の後輪をこすりそうになりビビった結果、寄せが甘かったような気もする。

検定員からは、やはり左折時の大回りを指摘された。運転できているといえばできているが、まだぎこちない、そういった感じの評価だった。

 

待合室で待っている間、タイヤを擦った時の減点について入念に調べを入れた。かなり心配性…。

そしてリサーチの結果、乗り上げたわけでもないので、一発アウトほどのダメージはないと結論づけた。

 

20~30分ほどして、3人分の検定を終えた検定員がやってきた。そして手招きされて、部屋の外へ連れ出された。

 

話は変わるが、

刑事裁判において、裁判長が被告に向かって判決を述べる時、

主文→理由の順とするのが通例である。

しかし、死刑宣告の時は 理由→主文とすることが多い。

 

そのように規定されているわけではないのだが、しょっぱなから「死刑」などと言ってしまうと、被告がショックを受けてその後に述べる理由が頭に入ってこない。

裁判長としては述べた理由も噛みしめて反省してほしいからそうしている、と新聞かなにかで読んだことがある。

 

結果は不合格だった。

検定員の口からはまず理由が述べられた。

 

・路端停車で左ミラーをポールに接触させた。

・踏切通過時に颯爽と変速した。

・左折時の大回りはまだ許容範囲。

 

このようにいくつか指摘されたが、路端停車のミラー接触の時点で1発アウトである。本来なら検定中止であるが…………。

 

ミラー接触には気が付かなかった。しかし、非常にささいな異音を感知したつもりはある。

しかし自分としてはミラーとポールの間にまだ余裕があるとおもいこんでおり、まさか接触とは思わなかった。

 

そして踏切上の変速…………普通免許を取ったあとも、これから免許を取る友人に教える為にも学科の問題をよく解いている。二種の学科の勉強もしている。

踏切で変速してはいけないことなど、わかりきったことだ。

 

それなのに僕は変速してしまった。無意識のうちに3速へ入れていたというのだ。これも全くもって気が付かなかった。

 

運転技術ばかりを気にして、安全運転に対する意識が疎かになってしまっていたのだ。

これには流石に反省した……。

 

検定員の心遣い、そして反省を胸に、僕は1時限の補習と再度の検定へ向かい、第二段階への切符を手にしたのだったはいはいめでたしめでたし

 

第一種中型自動車運転免許 教習第一段階編 完

中型一種⑤実車5日目+シミュレーター

今日は第一段階教習(うまくいけば)最後の日、みきわめである。(この日がみきわめであることは教習が終わってから知ったが笑)

 

 

お昼からシミュレーターで急ブレーキ体験。

三面モニターと、運転席を模したシートやらシートベルトやらステアリングやらがついている、1000万円くらいするあれだ。

 

ABSなしとABSありでブレーキングの違いを体感。

体感装置というものがついており、ブレーキング時にかかるGを、シート自体がガゴン!と動くことによって再現?している。

急ブレーキ時の急激なGのかかりかたは作り物感が否めなかったが、ブレーキ踏感は実車に近かった。とりあえずフルブレーキしておいた。

ABSなしだとタイヤがロックしてしまい、操舵できない。

終了時にWindowsXPのシャットダウン画面が出てきてなんだか笑ってしまった笑

 

続いて実車4回目。

教習コース表を見る限りやることは前回と同じであることはわかっていたので、気楽に臨んだ。

教官は初回の技能教習のときにお世話になったNさんだった。

「基本的に(Nさんが)静かだったら上手くいっていると思っていいですからね」

といい、Nさんはコース指示に徹していた。まるで修了検定かみきわめでもしているような物言いである。実際これはみきわめなのだが。

 

発着点~坂道発進~路端停車~隘路~クランク~S字~発着点

これを3~4セット繰り返した。

 

路端停車からの発進時、半クラからブレーキを踏みっぱなしでいたのでエンストしてしまったが、ほかは難なくクリアした。

 

苦手だった坂道サイド発進も、なかなかの安定感を得ていた。ディーゼルエンジンは力強く、サイドブレーキを残しすぎなければ発進は容易だ。頂上付近で2速にいれて強力なエンジンブレーキでくだっていく。

 

隘路は決まったタイミングでステアリングを切り始めればまず綺麗に収まるし、タイミングを間違えても、コーナリングしながら修正舵をあてていけばおさまる。確かに、S字左コーナー時は右足が縁石の上を通るように、S字右コーナー時は運転席が道路中央を通るイメージで進めばなんら問題ないようだ。

 

S字クランクも、ワンテンポ遅れたタイミングでステアリングを切り始めても曲がれることがわかっているので、前後左右のバランスを取りながら滞りなく進むことができた。

そして、最初は注意されていた内掛けハンドルもなくなった。

 

次回、いよいよ修了検定だ。視力検査、深視力検査もあるようなので早めに向かおう。

中型一種④実車2日目・3日目

前回の実車からしばらく日が空いての実車2日目と3日目。内容自体は同じで、コースが変わったりする程度なのでまとめて書く。

 

今回は言われた通りにフロント前で待っていると、担当教官に拾われた。

 

今回もまずは助手席に乗り、教習コースの案内と運転操作についての説明を受ける。

発着点→坂道→路端停車→隘路→S字→クランク→発着点

というコースであったが、私がステアリングを握った時点で、教習開始から20分が経過していた。

 

乗り込む前にも「今日は課題がたくさん増えるよ」と言われていたが、本当にその通りだ。それに、久しぶりの中型教習車ということもあって、車両感覚すらおぼつかない。残り30分にどれだけ詰め込めるかが修了検定突破の鍵だ。

 

まずは坂道から。登坂して停止しようとするとき、エンストを嫌ってクラッチを切ると、想像以上にはやく車両が速度エネルギーを失い、焦ってブレーキを踏むとコックピットが大きくバウンドした。

しかし発進操作に大きな問題はない。半クラを作ってアクセルに足を移し、逃げるだけだ。今回はちゃんとサイド発進に挑んだ。

得意なフット発進よりも易しいはずなのだ。落ち着いていれば難はない。

 

続いて路端停車。これは普通車時代には無かった課題だ。

高速道路の非常駐車帯のような、左側にくぼんだ領域に車体を入れ、できるだけ左側に寄せ、前後位置も合わせるというもの。

 

中型車ともなると、後輪より後ろ側に大きくボディが伸びたオーバーハングが、旋回時に大きく左右にふれ出す。

左へ寄せすぎると、発進時にケツが左側のポールに当たる恐れがあるのだ。

 

右ウインカーを上げて出ようとしたところ「ちょっと待って」と呼び止められ、左側のテールがポールにかなり接近している(オーバーハング振り出しにより)と指摘を受けた。

 

リバースへ入れる心構えで話を聞いていたが、結局そのまま出てよいとのことだったので脱出。

この時、中型車の恐ろしさに気がつき始める。

 

結局2度目以降は落ち着いてやれば特に問題は起こらなかったが、以降振り出しを気にするようになった。いいことなのだろうが神経質にもなり始める。

 

次、隘路(あいろ)。

大型二種について調べている時にも何度か目にしている。教習動画も何度か見た。

この課題の攻略方法は「進入領域の水平方向何分の1のところに運転席が重なったときにステアリングを切る」というようなものだったはずだ。なので教官の手本が2分の1の時点でステアリングを切り始めていたことを記憶した。

 

いざ、隘路。

 

進入スピードが早かったらしく、左寄りになってしまった。後輪をなかへおさめるため、1度右側に出てから、車体を真っ直ぐにした後、後退して範囲に収めようとした。

 

するとあっけなく修正用領域から外れてしまった。車両感覚以前の問題で、修正用に認められた領域を把握していなかった。

 

ここで自分の認識の甘さを悔い改める。修了検定まであと2時限しか運転できないというに。

ここで全体的に速度がはやいと注意を受ける。コーナリング時も、隘路の進入時もそうだ。

 

2度目以降は徐行で進入を試みた。するとすんなり車体は領域に収まった。

初心に帰ってゆっくり丁寧を心がけよう。

 

続いてS字。

S字はタカをくくっていた。だってS字でしょ笑

普通車教習時代は最も得意で気の楽な課題だった。

 

これまで右左折時は「車体が普通車より長いから、前へ出てからステアリングを切ろう」という認識程度でもなんとかなっていた。

これがS字のような狭路だと車両感覚のボロが出る。

 

実際、この課題の攻略方法は「縁石の上を自分が通るようなイメージで」みたいなものがあるわけだ。

しかし、僕自身は普通車の、運転席より前方に前輪が位置しているイメージでいるわけだから、縁石の上を自分が通っていると、もうそれは完全に乗り上げているわけだ。

 

だから、前輪が運転席より後方にあるという知識を持ってしても、そこまで前へ出ることには抵抗があった。しかし我慢して言う通りにする。

もうこれ実は前輪こすってんじゃね?何度もそう感じたが、涼しい顔をしていた。

結果としてはマルである。むしろ「もっと攻めよう」と言われたくらいであった。

 

車両感覚の要求される課題であるから、これを機に車両感覚がより養われていく実感ができた。

 

続いてクランク。これに関しては特に何も問題なしであった。

 

S字もクランクも、進入する道の幅半分くらいの位置に運転席が重なった時にステアリングを切り始めると、うまく進入できた。

 

クランクもS字も、最初はギリギリ通せるくらいであったが、何度も繰り返しているうちに、ギリギリでもなく前後左右のバランスのいいライン取りができるようになった。

 

これまでは「道幅何分の1でステアリングを切る」という作業になっていた訳だが、いつしか車両感覚らしきものを身につけたようだ。

 

次回はシミュレーターとみきわめ。1週間後だ。